目の前に洞爺湖が広がる景色の良い静かな農園です。
近くには町営のキャンプ場と併設した温泉施設もあり、農園で遊んだ後に湖を楽しむことができます。また、農場には見晴台もあり洞爺湖が一望できます。
世界サミットの開催場所にも指定された洞爺湖周辺はとても自然が豊富で、動物たちも沢山います。
北海道でも比較的暖かく過ごしやすい場所です。当然、水や土も綺麗で、この環境がとても美味しい果物を育てています。
有珠山の噴火で堆積した天然のアルカリ性の土壌は、いつもでも植物にやさしい栄養豊富な特別な土壌です。石灰などを撒いて土壌改良しない天然の土壌です。
※基本的に人間の手が入った農場は植物が育つと酸性に傾きます。これを繰り返すと植物が美味しく育たなくなります。そこで通常は土壌改良を定期的にしてアルカリ性に傾けています。
北海道は果物が育つ夏の明るい時間が長く、湖畔沿いのムースファームは周りに障害物が無いので17時間以上の明るい日差しがあります。
この日照時間を大切にしたムースファームは、更に山の斜面を利用した南向きの農場となっています。
しかし、斜面は農場の管理など全てに於いて2倍以上の手間がかかります。もちろん、その分美味しく育ちます。
寒くないと「りんご」や「さくらんぼ」は育ちません。また、暖かい日も無いと美味しくはなりません。
この相反した気候を洞爺湖の環境が作っています。冬は寒く、夏は適度に暖かい、そして昼は暖かく、涼しく、夜は寒く、更に湖の風が適度な温度と湿度調整をしてくれます。
また、有珠山の地熱が冬の寒さから植物の根を守ります。しかし、寒暖の差の限界近くの環境を利用していますので寒さが春まで続くと直ぐに不作になってしまいます。その分、収穫できたときは他のものとは別格です。
農場に積もった雪がミネラル豊富な土壌にしています。
新潟で有名な魚沼山コシヒカリも同様に雪どけ水が豊富で美味しくなると言われています。